HOME > 英会話学習悩み相談

英会話学習悩み相談

いろいろな努力をしているのに英語が話せない…という悩みに、Ayaがお答えします。

Q かれこれ十数年、いろいろな教材を使って英語の勉強をしているのに、実際話そうとすると聞き取れないし話せません…。
A 原因はいろいろありますが、まずは教材自体に目を向けてみましょう。教材によく使われる英語は、新聞記事のような固い文章や、英語学習のために作られた偽の、いわゆる「きれいすぎる」会話スクリプト。
日本語で考えてみてください。私たちは日本語で話すとき、新聞記事のような固い文体で話しますか?語学教材に出てくるような、単純で単調、中身や気持ちが入っていない会話をしますか?答えはノーですよね。
話し言葉には独特の文のくずし方や表現が沢山あります。

英語も同じです。実際の会話は、教科書に出てくるような英文からはかなりかけ離れています。そのことに気づいたことが、ネイティブの「本物の会話」をそのまま教材にしようと思ったきっかけです。
   
Q よくある「教材の会話」と「本物の会話」はどう違うの?
A 今までも会話形式の教材がなかったわけではありません。でもそれらは全て、シナリオライターが状況設定をして、台詞を作り上げたものです。登場人物も状況設定も架空のもの、会話も数十秒から1分程度の短いものです。だから当然、目的も背景もなければ感情もありません。これらの「目的」「背景」「感情」は、実は会話においてとても大切な要素です。私たちが普段、家族や友人や仕事関係者と会話をするときには、「情報を伝えたい、聞き出したい」「相手の意見を聞きたい」「自分の思いを聞いて欲しい」「お互いを理解しあって仲良くなりたい」などなど、いろいろな目的・動機があり、背景には話している当人の経験やそのときどきの社会情勢、それに対する感情が渦巻いているはずです。それらをすべて含んでいるのが「本当の会話」、つまりネイティブがアドリブで話す自然な会話です。

English Aya Podの「アドリブ会話」について
   
Q リスニング教材を沢山聞いているのに、実際の会話になると聞き取れません。
A リスニング教材の会話は、作られた台本を役者さんが読んでいるものです。先ほど申し上げたように、台本そのものが実際の会話とかけはなれているという他に、役者さんの朗読が、実際の会話口調やスピードと異なっているのが理由です。
役者さんは教材を朗読するとき、つぎのように指示されます。

・適度なスピードを一定に保ってください。
・一定のボリュームを保ってください。
・はきはきした明瞭な口調でお願いします。

このような制約の中では実際の会話は再現できません。日常会話では、一定のスピードで、くっきりはっきり話したりしませんね?強調したいところはゆっくり話すし、気分が盛り上がってくれば早口になり、どんどん話が進みます。気が乗らないときや周りに聞かれたくないときはボソボソと不明瞭に話すこともあります。そういう会話に普段から触れて慣れておくことが大切です。
   
Q やっぱり英会話は留学しないと身に付かないのかな…?
A 確かに留学すると英会話力は伸びます。日本にいるより必然的に英語に触れる時間は多くなり、そしてなにより話せないと生活できないという切迫感があるからです。でも、留学しないと英語力向上の条件は満たせないかというと、そうではないと思います。私自身も留学で英語を学びました。高校を卒業して、全く英語が話せない状態でアメリカの語学学校に入りました。語学学校の授業はもちろんすべて英語です。最初は、「教科書を読んでください」とか、「こういうテーマでエッセイを書いてください」という、先生の指示1つひとつを理解することもままなりませんでした。先生が教科書を朗読してくれても、私は全くついていけなくて、周りの生徒がそのスピードについていけることが信じられなかったことをよく覚えています。
それでも平日毎日約6時間、英語で行われる授業を受け続けながら2ヶ月くらいたったころでしょうか。2ヶ月前にはできなかった、先生の指示を理解すること、先生の朗読スピードについていくことがいつのまにかあたりまえのようにできるようになっていることにふと気がつきました。この「いつのまにか」という感覚がとても不思議でした。語学はスポーツなどと違って上達の瞬間を自分で確認することがとても難しいものです。鉄棒なら逆上がりができるようになる瞬間、100メートル走なら目標のタイムを出した瞬間、自分の実力の変化が一目でわかります。語学の習得は、空のコップにポタリ、ポタリと1粒1粒しずくが落ち続けて、ちょっとずつちょっとずつ水かさが上がるように積み重なって増えていくものです。

留学をすると、コップに落ちるしずくのスピードがあがって、落ち続ける時間自体も長くなります。毎日6時間、先生が話す英語を集中して聞き続けた時間がまさにその時間でした。

日本でもこれに近い状況を作ることができれば、留学をしなくても英語力は上がると信じています。それにはやはり、ネイティブが自然に会話するものを沢山聞くことだと思い、そういう教材を作りたいと考えるようになりました。
   
Q 沢山聞けばいいなら、聞き流し学習法でいいのかな?
A 何をもって「聞き流し」と言うかにもよるかもしれませんが、1つだけはっきり言えることがあります。それは、「流し」てしまっては蓄積されないということです。せっかく水がどんどん落ちてきても、コップの底が抜けていては全て流れてしまって、いつまでたっても水はたまりません。
それは具体的にどのような状態かというと、全く意味のわからない言葉を沢山聞いている状態です。つまり、「★$〇!#%&”¥*’?」というように、意味不明の宇宙語をただBGMのように聞いている状態が「聞き流し」ている状態です。これでは語学は上達しません。そうならないためには、「意味がわかる英語を沢山聞くこと」です。
また私の留学時代の話に戻りますが、入学当初、先生の言葉は私にとって宇宙語でしたが、言葉以外のところに意味を推測するための材料が沢山ありました。先生がテキストを開きながら何か言っていれば、「テキストを開くってことね」とわかるし、先生が何か言った後、周りの生徒達が椅子を移動してグループを作れば「他の生徒とディスカッションするのかな」というように、周りの状況から意味がわかった瞬間、先生の言葉はもう宇宙語ではなく、きちんと意味を持ったものになります。
意味を持った情報を蓄積することが語学の習得にはとっても大切です。そこで、English Aya Podはネイティブの会話を小さなブロックにわけ、間に日本語をはさんで読み上げるようにしました。

English Aya Podの「スラッシュ和訳」について
   
Q 話せるようになるにはやはり英会話学校で実際に沢山話す方がいいのでは?
A 「話せるようになりたい→話す練習をする」という構図は、一見すごく妥当に思えますが、語学習得はこのようなシンプルな構図では表現できないところに落とし穴があります。わかりやすくするために、ここで一度英語から離れて、私たち日本人が母国語の日本語を習得する過程を考えてみましょう。
私たちは、小学校にあがる頃にはかなりの日本語力を身につけます。それまでには、「あれが犬だよ」「これは箸だよ」というように、物の名前などの単語はお父さんやお母さんに教わると思います。だけど、「昨日のことを話すときは、[〜した]のように動詞の時制を変えるんだよ」とか、「主語、述語はこの順番で並べるんだよ」というように、文の組み立て方や文法は特に教わらずに、いつのまにか文を形成して話せるようになっていると思います。
小さい子供がそれらをどこから学んでいるかというと、それは身の回りの会話です。赤ちゃんは生まれた直後から(またはお腹にいるときから!?)、会話があふれる世界で毎日毎日沢山の会話を聞いて過ごします。お母さんが話しかける言葉、家族が交わす会話、外出したときに聞く会話を、ただ興味深くじーっと聞いて、まだ小さな脳の中に日々蓄積していきます。そして1歳ごろ、やっと赤ちゃんは言葉を発しはじめるようになり、1歳半から2歳くらいの間にLanguage Explosionという、言語力が驚異的に発達する期間に入ります。生まれてから約1年半の間、ひたすら聞いて蓄積してきた会話の情報を土台に、爆発的に語彙力・会話力を伸ばし、2歳になることには使える語彙が300前後、理解できる語彙が1000以上になると言われています。

Language Explosionの前にひたすら聞いて蓄積する期間が必要なことからもわかるように、話せるようになる前にはまず「他人が話している会話を沢山聞いて学ぶ」というステップが必ず必要です。この段階を飛ばして、いきなり話そうとすると、持っている知識が不十分でいつまでたっても同じ会話レベルのまま上達しないという、英会話学校に通う方がよく陥る状態になってしまいます。
   
Q 赤ちゃんが母国語を習得する過程はわかったけど、私はもう赤ちゃんのような柔らかい脳は持っていないし、状況も違うと思うけど。
A はい、赤ちゃんが見せる驚異的な言語の発達は、赤ちゃんの脳だからこそ成し遂げられるものです。赤ちゃんの脳は、生後2歳くらいまで、爆発的に言語能力を向上させるよう、特別にプログラムされています。逆に言えば、その特別な期間は生後2歳頃までに限られているとも言えます。なので残念ながら、私たち大人が赤ちゃんと同じ方法で言語を学んだとしても、赤ちゃんのようには吸収することは不可能です。だけど、私たちには大人であるがゆえのもっと大きな強みを持っています。それは、第2言語を学ぶときに第1言語である日本語を活用できること、難しい事柄でも体系立てて説明されれば理解できることです。これは赤ちゃんにはない能力です。だから、私たち大人が第2言語を習得する場合、日本語による文法・語法などの論理的な説明、日本語訳による内容の理解を有効的に使うことによって、赤ちゃんよりも早く言語を習得することだってできます。赤ちゃんには「言語を吸収する特別な脳」、私たち大人には「母国語能力と発達した脳」、というように持っている武器は異なりますが、根本にある言語習得の仕組みは普遍的です。

English Aya Podの「解説」について
   
Q 聞くことの大切さはわかったけど、話す練習も大事なのでは?
A はい。まずはインプットによる蓄積が大切ですが、ある程度蓄積されたら、今度はそれを使えるようになるためのアウトプットの練習も少しずつ増やしていきましょう。

ここで大事なことが、「マネをすること」です。他言語をしゃべれるようになる一番の近道は「マネ」です。その言葉を母国語にする人たちの会話から、使える表現やフレーズをそっくりそのまま盗んで、マネして使うのです。そのバリエーションが増えれば増えるほど表現の幅が広がります。

English Aya Podの「唱メモ」について

English Aya Podでは、会話の一文一文をさらに細かい意味ごとの単位に分割して、その単位ごとに日本語の後について英語を言ってみるという練習を採用しました。解説やスラッシュ和訳、会話を何度も聞いていればそれほど難しくなく取り組むことができます。
このトレーニングを繰り返すうちに、自然と話すときに必要になる語順感覚、文法、発音などの総合的な力がアップします。

English Aya Podの「プロダクショントレーニング」について
お申込みはこちら